◆人体には、主な『ツボ』が頭の先から足の先まで361ヶ所あります。
これは、人体の中を流れる14本の異なる働きからなる【経絡】(けいらく)からなっております。
この縦に貫く経絡(気の通路・ネットワーク)上に【経穴】(けいけつ)、ツボがあるわけです。
経絡は、内臓とつながり内臓の弱りは、経絡とツボに現れます。
◆ツボには、虚(きょ)のツボと、実(じつ)のツボがあります。
ツボは専門的には、虚(きょ)のツボと実(じつ)のツボの2通りの反応を現します。
それを具体的にご説明します。虚のツボとは、ツボを押したときに、ツボに弾力性がなく、タブタブと弛緩して
、凹陥下、へこんだ感じがします。 鍼を刺入したときに、鍼先に抵抗感がなく、スーッと鍼が入ってしまいます。
この状態は、組織や筋肉の働きが低下したツボです。 気血の不足、元気の不足を意味します。
この機能が低下した虚のツボは、弱い刺激を与え、ツボの血流をよくすることが原則です。
(専門的には、身体の免疫力、抵抗力が低下してしまい、薬物を飲んでもなかなか改善しない症状のときに、
虚のツボに『補法』の手法を加えますと、効果があります。)この手法によって、内臓の働きを活発にして、
身体に元気、回復力を与えます。
◆機能を高める手法を補法と言います。
この考え方は、東洋医学(鍼灸医学)でのツボに対する考え方になります。
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